『愛の戦士レインボーマン』の事

「愛の戦士レインボーマン」より

「愛の戦士レインボーマン」

たぶんアラフォーオーバー世代だったら
一度は聞いた事があるんじゃないかな?
「インドの山奥で~修行して~ダイバダッタの魂やどし~」
のテーマソング。

ハマってしまいました。この数ヶ月。。
ほぼ毎日、一話ずつ、全52話見終わってしまった
すごかった。感想を忘れないうちに残しておこっと。

※※※興味のある方は、ご一読くだされば幸※※※※※※

レインボーマンの思い出と、ナゼ?

今年の年明け、藍染筒描「唐獅子牡丹」製作中に
す~っごい集中しながら糊置きしていたら、集中が途切れる事が何度もあって
瞑想しながら気力が充実するのを待っていたら、
「レインボーマン」の事を思い出して。
今年の年明け藍染筒描「唐獅子牡丹」完成のこれです。)

戦う戦士なのに、そのエネルギーの源が「ヨガの眠り」ってすごいなぁ。
たぶん再放送で、幼少時に見た覚えがあるんだけど
インドで修行して悪と戦う、という設定もすごい思い出に残っていて
ああ、もう一度見てみたいな~と思ってたんです。
最近、ネットのレンタルを見つけからは
毎日レインボーマン見るのが楽しみで楽しみで。

ちょっと内容が濃すぎで、一日一話以上は見れませんでした。

これは本当に子供向けのヒーロ特撮だったんだろうか?と疑いたくなるほど
大人目線で楽しめました(当時の思い出のせいかな?)
昭和の香りプンプンで今見ると、ちょっとな~。。の場面もあったけど
ストーリーのベースにある思想がとても奥深くて粋で味わい深い。

レインボーマンのココがすごい! ~なぜ戦うのか~

元々、主人公のヤマトタケシはアマチュアレスリングの選手だったのに
お金儲け(妹の足の治療費)の為にプロのレスラー目指し、技の伝授が目的で
インドに住むダイバ・ダッタの元を訪ねるんだけど
その修行シーンが、、何とも印象深い。

荒行を繰り返しながら。。。
時はインド・パキスタン戦争の戦場。
戦死した兵士を蘇らせ戦いあう事(戦争)の無益さを兵士に諭し、
戦いを止めさせお互いの村に帰らせるシーンがあって、
タケシに戦う事、術を身につける事の心得を教えるんだけど
(私利私欲での力でなく愛する心を、みたく)
この思想的な部分は原作の川内康範氏の意向が色濃く、この方
調べれば調べる程、魅力ある人。

川内康範氏は「月光仮面」の原作者であり、「伊勢佐木町ブルース」の作詞や
「まんが日本昔ばなし」の監修や政治思想家みたいな活動もされていた
いったいこの人は、何者??みたく思う、マルチな方だったんですね。。
ストーリのベースなある思想的なモノがしっかりしてるから
当時の子供(今の大人)が見ても十分楽しめる気がする。

レインボーマンのココがすごい! ~呪文~

あのくたら さんみゃく さんぼだい

◯変身の呪文
あのくたら さんみゃく さんぼだい(阿耨多羅三藐三菩提)
3回唱えた後、印を結び レインボーマンに変身する

「物事の真実を知る知恵と信念ーつまり、
言葉を必要としないで、森羅万象を本然と、理解し、
かなえることのできる法(知恵)」(梵語)

※「レインボーマン/ダイヤモンドアイ/コンドールマン大全」
70’S川内康範ヒーローの世界より 抜粋
(↑この本については後程、詳しく)

◯解毒の術/戦いの傷を癒す呪文
おんたたぎゃとーどはんぱやそわか
真言密教の秘法「護身法」のひとつ「仏部三昧耶」の御真言らしいです。
(ダイバ・ダッタもこの呪文でタケシを蘇らせた)

この呪文の意味を、しっかり理解するだけでも奥が深すぎ!

レインボーマンのココがすごい! ~恐るべき悪組織~

国際秘密結社「死ね死ね団」。ネーミングだけでもインパクト大だけど
テーマソングはもっとスゴい。。歌の事はおいといて、、

歴史的背景に1920年頃に流布した「世界黄禍論」
ー世界は日本人によって、全て侵略、征服されるとする理論ー
(こんな理論が存在したんですね、、。。)が基盤になっているらい。

①狂人作戦(キャッツアイ作戦)
②破壊工作(M作戦)偽札
③要人・頭脳の暗殺および利用計画
④組織的な破壊、大量殺人(モグラート編)
⑤全日本人ジェノサイド計画

ちょっと、、。。
悪役の設定にもエグすぎるくらいの要素が盛込まれていたんですね

※2002年に出版された、
「レインボーマン/ダイヤモンドアイ/コンドールマン大全」にも
~(中略)現在の社会通念上、かなり不適切と思われる言葉や表現が多々登場するが
歴史的及び作品のオリジナリティーを尊重する意味で、敢えてそのまま掲載したことを
お断りしておく。どうかご了承頂きたい。~(省略)
という文面があるので、ここにも抜粋します。

「愛の戦士レインボーマン」よりミスターK

ああ。何とも極悪な、死ね死ね団のリーダー「ミスターK」
作戦を失敗した部下を容赦なく『エーメン』と言って処刑してしまう
残酷で本当に憎い悪の親玉。

個人的に、、このルックスと残酷さは以前。。。
良い思い出のない、ある企業の経営者に似ていて
最終回に倒されるのを楽しみにしていたのに、、
最後はミスターKだけ逃げられてしまった。。あぁ。。なんという設定!
悪をも許す思想がこんなところにも、なのかな。続編を予定していたのかな?。。。

レインボーマンのココがすごい! ~魅力的な彼女達~

「愛の戦士レインボーマン」より淑江さん

タケシの恋人役の「淑江さん」(伊藤めぐみ)
保育園の保母さんでもある彼女は、レインボーマン(ヤマトタケシ)を影で支えるんだけど
健気で美しく芯があり、理想の女性像です(笑)、いやいや、しかしお美しい。
昭和の時代を感じさせるファッションも魅力的!

「愛の戦士レインボーマン」よりキャシー

恐るべき『死ね死ね団』の幹部 「キャシー」(高樹蓉子)
他にも、ダイアナ、オルガ、ロリータ、と美しい悪役が登場するんだけど、、、
やっぱり、キャシーだな。。
指パッチンしながら、レインボーマンと対決する姿が凛々しくて。。
レインボーマン止めてくれ。。キャシーは殺さないでくれっっ。。。

お二人とも女優業は引退された様ですが
今のお姿を拝見したいです。ハイ。

レインボーマンのココがすごい! ~一生懸命~

「愛の戦士レインボーマン」より

今見ると、昭和の時代の空気感がプンプンしてて、
とにかく映像の中には“一生懸命感”が満ちあふれています。

特撮や爆発シーン、悪役や変身の衣装なんて、少し粗探ししたら
突っ込みどころ満載ですが、それすらも魅力になってる様で。。。

当時のエピソードを調べると、裏方さん方も
本当に一生懸命制作されていた様です。
時は1972年。
71年に放送された「仮面ライダー」の大ヒットで空前の変身ヒーローブーム突入で
原作:川内康範/広告代理店:萬年社/制作会社:国際放送(新東宝)
の結集で誕生した「愛の戦士 レインボーマン」。

本編で随所に挿入される音楽もジャズ風だったり、
死ね死ね団の緑の衣装も、すっごくモダンだったり、
ああ、それからレスキの正造(淑江さんの父)
のべらんめぇ口調の江戸っ子気質も良かったなぁ。

レインボーマンのココがすごい! ~レインボーマン大全より~

正式には
「レインボーマン/ダイヤモンドアイ/コンドールマン大全」
70’S川内康範ヒーローの世界より 双葉社 2002年発行本

イ「レインボーマン/ダヤモンドアイ/コンドールマン大全」  70’S川内康範ヒーローの世界

スゴい本です。コレ。探しまくって、図書館で見つけました。

この本よりいくつか、抜粋してますが、もう少し追加で、、

戦争から平和は生まれない 作家川内康範 より
(中略)そして現在、バブル崩壊後、経済三流、文化は等外、心のぬくもりすらも失いつつある。私はこの現実を四十数年前に日本初のテレビ映画『月光仮面』を通じて警告してきた。そして1970年代初頭に『レインボーマン』を書いた。いや仏陀の秘令を感じて、日本抹殺を策する英米欧各国の黄禍論への反論をモチーフとしてこれを書いた。背景に1947年、英国の植民地を脱して独立したインドとパキスタンを設定、仏陀の弟子ダイバダッタを配し、日本の青年ヤマト・タケシが東洋の仁慈を心に宿したレインボーマンとして登場させた。彼は『月光仮面』と同じく、佛の教えを説く正義の助っ人として十年、二十年後の日本の運命を予告する神佛の使徒である。

(中略)暗夜行路を彷彿しつつある日本の若者達に、あらためて「レインボーマン」を通じて、非戦の決意を再確認して欲しいと私は祈る。

『レインボーマン』は『月光仮面』から引き継ぎ、『ダイヤモンドアイ』『コンドールマン』にと続く川内康範作 ヒーロ三部作なんですね。な~んとなく覚えてるけど、他の作品も観てみたくなるなぁ。

いろいろと、勝手な解釈も含めキーボードを叩いてきましたが
『レインボーマン』は様々な魅力があります。興味がある方は
他も検索して調べてみてください。
wikipediaはレインボーマンを詳しく説明してます。

「愛の戦士レインボーマン」より

最後に、本の解説で岩佐陽一という方がこんな事を述べています
それを紹介して終わりにします。
『愛の戦士レインボーマン』から染裕が受けた影響は多大で(今も幼少期も)
この先、きっと何かがフラッシュ(必殺技太陽フラッシュっぽく)すると思います(笑)

(中略)川内のような志のある人物が作品に魂と心をこめていたからこそ『レインボーマン』は人の心を打ち、30年の永きに亘って語り継がれる作品たり得たのだ。小手先の脚本家や商売のうまいプロデューサーは要らない。いまのテレビ番組に欠けているもの、それは川内康範のような人物の存在だ。(中略)現在のクリエイター諸君、そして、マンネリ気味のテレビ番組に飽き飽きした視聴者達にこそ。「愛の戦士レインボーマン」という作品は観てほしいと切に願う次第だ。

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“『愛の戦士レインボーマン』の事” への 3 件のフィードバック

  1. 私の大好きなMJ*が何かとオススメしていてね、
    ここ数年ずっと見たい、見たいと願って作品よ。
    そっか、ネットでレンタルね。大人の選択だわ~!
    陰陽五行や死ね死ね団の例のテーマなどツボ満載。
    時間切れになるとヨガしちゃうのよね。
    今秋絶対見る!(何故か宣言しとく)
    (* ×マイケルジャクソン・◎みうらじゅん)
    そして・・・小津作品好きな染ちゃんに薦めるのは勇気がいるけど、アタクシ的推奨邦画はコチラ。
    *女囚さそりシリーズ 梶芽衣子のね。
     奇想天外、大スペクタクル、最高にイカレてる。
     曲もR&Bだったり、格好イイのよ、さそり。
    *南の島に雪が降る
     DVD化してないからBSとかで機会があれば。
     加東大介主演の方ね。
    あとピンクパーサー(短編アニメの)が今見るとものすっごいお洒落だわよ。
    夏休み、スー太郎とハマリまくりだったの☆

  2. gaちゃん!こんちわ
    そうそう、TSUTAYA DISCASね。コアな作品揃ってるからなかなか便利だよ~
    女囚さそりシリーズ、今度チェックしてみるね。
    この夏、子供とハマったのはウルトラマンの映画&復刻堂のウルトラシリーズ(缶ジュースのパッケージね)そのうち、ブログに書いちゃうかも。。

  3. よしえさんとキャシーは本当に美し私もそう思います。ダッシュ1と4と5大好きでした

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